危険な副作用がある薬を知らずに処方されて飲み続けていたお話。


朝、目が覚めて起き上がった瞬間、床が波打っていた。
これが約10年前のお話。この日を境に「めまい」との長い付き合いとなる。

すぐに大きな総合病院の耳鼻科へ。

当時の診断結果はメニエール。治らないからうまく付き合っていくしかないと。そして、特に危険な薬だといったような説明はされず、5種類ほどの薬を処方された。

この処方が、後に面倒なことになる。

それから10年。薬を飲み続けて体調もある程度安定していたが、去年の夏頃に、また体調の悪い日がチラホラ出てきたので「そろそろ新しい良い薬が出てきてないかな?」と思って診察を受けに行った。

そしたらなんと!今度はメニエールではないという。。。

医者は、原因わからずと診断。

とりあえず、メニエールではないので、飲んでいた5種類の薬のうちの1つ、メニエール用の薬(まずくて飲みにくいし、値段も高い)は飲まなくていいということになった。「ただし、残りの4種類は飲み続けてください」と。

「この病気はもう治らないから大きな病院へ行っても無駄だ」と思い、その事実を受け入れて飲み続けていたのに(もちろん、薬を出してもらうための簡単な診察だけ受けてたけど)、飲まなくてもいい薬を、高いお金を払い続けて10年以上も飲んでいたことがわかり、とてもショックだった。。。

だが、問題はこれだけじゃなかった。

中毒性のある薬

その1年後となるつい先日、風邪っぽさとめまいが重なって、とても体調が悪くなり、違う総合病院へ。その病院の看護師さんに「耳鼻科でも原因がわからないなら違う科で診てもらいたい」と相談した結果、内科と神経内科を受診することに。

内科はすんなりと終わり、神経内科へ移動して診察。

頭をあっちにやったりこっちにやったりして、わざと症状を出すかのような検査を終えた後、医者が飲んでる薬を見て、

「え?デパス飲んでるの?10年以上?・・・・ん〜まずいですね。。。」

「でもすぐにはやめれないからとりあえずこのまま飲んでて下さい。」

そして、現在起こっている「めまい」に関しては、「たぶん、耳の奥のほうにある、体のバランスを取るためのセンサーの役割をしている石が落ちてしまって誤作動を起こしている状態ですね。その他の病気の可能性は低いですが、念のためにMRIも撮っておきましょうか?予約入れておきますね。あと、めまいを改善する薬も出しておきます。」

この病気、後から自分でググったけど、良性発作性頭位めまい症(BPPV)というものらしい。

ーーー現在ここーーMRIを受ける前ーーー

不安に思った私は、改めて今まで飲んでた薬のことを調べた。

デパス(=エチゾラム)筋肉の緊張をやわらげるために飲んでいたが、

これがやばい薬でした。

このデパスという薬、飲み続けるとヤバイのに、中毒性がとても高く「じゃあ今日からやめましょうか」ということができない薬で、体から抜くのがとても大変なものらしいです。

どうしたらめまいが起こらないようになるのかはまだ分りませんが、まずはこのやばい薬から脱したい。医者が言うには、頑張っても数ヶ月〜数年はかかるらしい。

そして、今回出してもらった薬も「飲んでたらなんか息苦しくなるな。。。」ってことで、副作用調べてみる。この薬も注意書きに『気管支喘息の人は気道の収縮を引き起こす恐れがあります』と。。。

「これあかんやつやん!!」喘息持ちだって言ったんだけどな。。。

病院に電話連絡してその薬を飲むと息苦しくなると伝えると、看護師さんが「使用をやめてください」と。医者も万能じゃないんやなーって思った。

たしかに10年以上前には、こんな情報も調べても出てこなかったかもしれないけど、医者を信用して自分で調べてこなかった自分自身にもガックリくる。

あなたも、今何かの薬を飲み続けている、病気と戦っているなら、医者が言ったからと信用しすぎないで、自分で調べてみてください。(念のために言っておくけど、医者は信用ならん!という話ではないよ)

もし、同じような人がいたら助けになるかもしれないと思って、ブログに残しておくことにしました。